リウマチ 運動 1
今回は、
『カラダを動かす』について
お話します。
カラダ動かす事は、
血の流れが良くなり、
それによってカラダ全体に必要な
栄養を行き届かせる事が出来ます。
そして、代謝『カラダの流れ』を
スムーズに活動させる事も出来ます。
逆に運動しない事は、
血の流れが悪くカラダ全体に栄養や
水分、酸素などが行き届かなくなり
熱を作り出す筋肉さえ衰えて
しまいます。
その結果、低体温で冷え性どころでなく
免疫力が格段に落ちてしまい、
さまざまな病気の要因を作る結果と
なってしまいます。
運動には興味がない…
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『関節が痛くてもカラダを動かす』
カラダを動かせて筋力をつけるから
体温が上がる。
体温を上げる事で免疫力が上がり、
血の流れが良くなり代謝『カラダの流れ』が
改善される。
代謝が良くなれば腸内環境が整えられ、
排泄(いらないものを出す)が上がります。
私はリウマチになる以前は
とくに運動もせず、担々とした生活を
送っていました。
それは 病気になってからも同じで
運動には興味も持たず、
カラダを動かすことさえ億劫に
なっていました。
疲れる事は比較的避け、
年齢が上がるにつれて自ら進んで
運動をする事は無くなりました。
家族のため…
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やがて、リウマチの症状が悪化し
次第にカラダを動かすことが困難に
なっていきました。
箸を持ったり、歯みがきをしたり、
ペットボトルのフタを開けるなど
簡単な動作さえ出来なくなって
いきました。
唯一、
『仕事をして家庭を守らなけられば…』
と、苦しい中でも気力だけで
会社に行く事だけが些細な運動に
なりました。
もちろん運動といっても
職場まで1〜2分の距離を
膝や足首をかばいながら歩いたり、
イスから立ち上がり、また座りを
繰り返す程度で必要最低限なことしか
出来ませんでした。
出来ませんでした…と言うよりも、
仕事だから「仕方がない」という感覚
で動いていた…だけでした。
動く=恐怖
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ですので、動きづらいカラダを
動かす気力はとてつもなく大変で、
家に帰れば魂が抜かれたように崩れ
お風呂や夕ご飯を食べる事よりも、
ベッドで横になる方を優先していました。
痛みをかばったり神経を集中させて
歩いたりする疲れは想像以上なもので、
いつも家に着けばクタクタでした。
朝になれば、
ベッドから立ち上がる事に
すごく抵抗があり『動けば痛む』と
関連付けが頭にありましたし、
動く事の恐怖感は純情ではありませんでした。
なので休みの際には、
必ずと言っていいほど、
朝から夜までじっとして、
動くことは極力さけていました。
変形した関節…
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肉体的にも精神的にも
ボロボロな状態で、
さらにカラダを見れば、
指や手首やヒザは腫れ上がり、
触る事さえ恐くて出来ませんでしたし、
さらに左手の中指、第二関節の
痛みが激しく、気が付いた時には
少し変形していました。
今までに味わった事がないショックと
絶望を予知する恐怖で震えました。
恐怖で怯えたその日から、
必死に『カラダを動かす事』に関して
調べました。
それは、
『動かさないと変形する』
と私は思い込んだからです。
変形した左の中指を右手で支えながら
少しずつリハビリ感覚で
曲げたり伸ばしたり繰り返しました。
もちろん、耐え切れない痛みの時は
ほぼ毎日のようにありましたが、
痛みの軽い箇所を動かすことを常に
意識しました。
一般的に運動しなければ、
生活習慣病や肥満、ストレス過多などが
挙げられますが、全てに共通する事は、
熱を作り出す筋肉が固まってしまい、
血行が悪くなり体温が低くなってしまう。
冷え性どころか免疫力が低下していきます。
さらに代謝(カラダの流れ)が悪くなり
排泄に 不具合が出て便秘を起こします。
リウマチの症状にも関係がある腸内環境が
悪化して毒素が発生します。
その毒素によって血液が汚染されて
全身にばらまかれます。
『動』に意識を傾ける
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『関節が痛くてもカラダを動かす』
私は歩行が困難な状態から、
足の変形もなく走り回ることが
出来るようになりました。
もちろん激痛でカラダを動かさない日も
多々ありました。
そんな時には、
カラダを温めたり…
マッサージをしたり…
して常にカラダを動かせました。
カラダ全体を動かせなくても、
痛みのない箇所だけをストレッチや
マッサージしたりする事が大切です。
少しでもカラダを動かせる事で
体温や免疫力が上がり、
血の流れが良くなり
代謝(カラダの流れ)を改善させていきます。
ぜひ、
カラダを動かすことを意識して下さい。
次回からは、
体温を上げる為に必要な、
『カラダを温める』
『カラダを動かす』
この2つについてお話します。